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鉄則:否定は厳禁

父の記憶が、あやしい感じだな、と思い始めたのはけっこう前のことなんだけれども、はっきりと「これは認知症ってやつ??」って思い始めたのは、2007年に入ってからのこと。

うちには、犬が3匹いる。
父は、もう、犬大好き。(動物全般好きだけど、犬は特に好き)
でも、正直なところ、父は犬の飼い方がなってない。
しつけができない。
犬は犬の好きにさせるのが一番、と思っている。
餌も欲しければ好きなだけやればいいと思っている。

「食べることしか楽しみがないんだから」
とかいって。

まぁ、父の犬の飼い方については、もう何十年もかけてそう思い込んできてしまったのだから、認知症うんぬんをおいておいても、修正はかなり難しい。

さらにプラス認知症で、これはもう不可能。

2007年の春くらいから、父は犬のおやつ(ジャーキー)を、1日に何度も何度もやるようになってしまった。
うちの犬はどれも10年選手のもう老犬なので、1日1回くらいならともかく、何度も何度もとなると厳しい。

しかし、「やりすぎ」と指摘すると、
「1本しかやってない」
と反論。
「何度もやった。午前中だけで5回もやった」
など言おうものなら、怒る怒る。

ちょっと不機嫌になるくらいなら、まだ良いのだが、すごい怒鳴り散らすこともあったりもした。

その頃は、「認知症かな?」とは思っていても、認知症がどういうものなのか、まだまったくの知識がなく、したがって認知症患者にどう応対すべきかという事も知らなかった。
だから、もう、否定しまくり。
「違う!」「さっきも言った!」「さっきもやった!」
今考えれば、御法度なことばかり。

特に母は、夫婦ゆえか遠慮がない。

あんまり餌を大量にやるもので、そのことでケンカになり、父がいつものごとく不機嫌にその場を立ち去るとき、母が捨て台詞で言ってはならないことを言ってしまった。
正しい台詞ではあったが、やっぱ言ってはいけないことだった。

父が母につかみかかった。

必死で止めに入り、そんなに大事には至らなかった。
私のメガネがひしゃげたくらい。

しかし、このとき、やはりおかしいのだと確信した。
父は、ものすごい優しい人・・・・というか、どちらかというと気の弱い方で、一人っ子特有のワガママな気性はあるものの、人に、まして母に手を挙げるような人ではなかったのだ。

そのときから、認知症について必死で調べ、「否定することが厳禁」なのだと知ったのでした。

母にも、認知症について色々説明して、ここのところ、やっとやたら否定したりすることは減ってきた。
そのおかげか、父もだいぶ安定している。

歳をとったとはいえ、父も男性。
若いとはいえ、私は女性。
本気で力を出されれば、かなわない。
どうにか、殴られないで済む、という程度。

なるべくなら、安定した状態が続いて欲しい。

て、なんか、ものすごい暗くなっちゃった。
けど、今は、けっこう安定してるんで、ときどき不機嫌になっちゃう程度で済んでます。

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テーマ : 認知症の介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

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記憶は残らないけれど・・・・

どこかの記事で認知症は「記憶は残らないけれど、感情は残る」っていう文を読みました。
否定し続けると「この人は嫌い」っていう感情ばかりが残ってしまうようですね。
実はうちの姉が認知症に関しての知識が浅くてしょちゅう母に小言を言っていたら、しばらくして「姉=うるさい」という図式が完成されてしまい、何を言われても顔をしかめるようになった事がありました。本当に難しいです。

そうなんですね

>>狸庵さん
「感情は残る」ってよく聞きますよね。
だから、優しく接してあげれば、おのずとそれが返ってくる、と。
母もだいぶ慣れてきたので、ほんと落ち着いてきたと思います。

私も勉強しました。
認知症の方でも、感情はきちんとある。
だから否定しまくりは良くない。と。
穏やかに接すれば 相手も穏やかに接してくれる。

…まるで、自分を映す鏡のようですよね。

まだブログには書いてませんが
私3月から階が変わり認知症の階に移動
する事になりました
自分からの希望で他の階へは滅多に移動できないんですが。移動先の先輩職員も園長 部長 なのに
掛け合ってくれて念願の階へ~

アルツハイマーて知ってますかv-236
性格も変わってしまう・・・方も・・・
暴力などつつく場合は最後の手ですが
薬で精神を安定させるしか。。。

>>kayoさん
そうなんです、そうなんです。
認知症介護って、鏡なんですよね。
きつい言葉を投げれば、それがそのまま自分に跳ね返ってきます。
本当にそうだと実感しています。
母ともども「結局は自分たちのためだからね」と言って、穏やかに接するよう努力しています。

>>かぁちゃんさん
をを、認知症介護ですかー。がんばってください!!
そういう熱心な介護職の方のお話を聞くと、なんか安心できます。
そうなんですよね。アルツとか、まあ認知症全般性格が変わったりしてしまうようですね。
幸い、まったく変わってしまったというよりは、まだ混乱で自分でも理解できない部分が大きくなって、感情的になってしまうって感じなんですけど。
こちらが、穏やかに穏やかに接している分には、そんなひどくはないです。
それでもダメになってしまったら・・・、そのとき考えます。

愛護

よかった なんて言ったら怒られてしまいそうですが・・・
でも、気が付いた。理解した。納得するまでに、沢山の困惑と
 "こんなじゃなかった"の想いに、戸惑う家族の方々。
理解し 納得し 包みこんであげようとしている貴女は、素晴らしい!!
くさい台詞ですが、介護って[介助によって、保護する]ではなく[愛によって、護る。愛護]だと
 私は思っています。

>>にょんらさん
認知症介護の最初の関門って、「認知症を受け入れる」ですよね。
私もまだまだ100%受け入れているとは言い難いと思うんですけど、受け入れることが、父にとっても私たちにとっても良いことだということは、実感しつつあります。
愛護、努力します。ありがとうございました。
プロフィール

-絵莉 -

Author:-絵莉 -
78歳認知症の父の介護(要介護1)やっています。最近では、77歳母も軽度の認知症で、W介護への道が目前に迫っていますが、仕事と介護の両立への道を模索中です。

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